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第8回 酒匂駿斗「やりきったーー」

どうも。大東の10番を背負うエースストライカー酒匂駿斗です。今年は試合に出た記憶がほとんどありません。うまくいくことのないサッカー人生19年の中で一番ひどい1年だったんではないでしょうか。俺のサッカー人生の終わりにふさわしい終わり方だったともいえる。ヘディング痛いからやらない、そんなかんじのことをずっとやっていたらヘディングの仕方をわからないまま終わってしまいました。気分屋でサッカー選手として使えない選手だったと思います。そんなことが認められているのか見捨てられているのか気を使われているのかだいぶ自由にやらせてもらっていました。そんな僕でも誰にも負けたくない、誰にも負けない自信がありました。

 

大学サッカー4年間で自分は2回涙を流すことがありました。

1回目は最高学年となって戦ったアミノバイタルカップの立教戦。正直言うと誰にも負ける気はしなかったし舐めてたとかじゃなく立教にも勝てる自信しかなかった。俺が点決めて勝つイメージしかなかった。結果0-1で負けた。何よりも自分がプレーで何もできない、チームを勝ちに導けない自分の無力さを痛感しこの負けはなかなか立ち直れなかった。この試合だけは大学サッカー唯一後悔のある試合です。ここで自分の大学サッカーで一区切りついたと思う。

 

2回目は東京経済大学との引退試合、いろんな思いがあったけどやりきったと思えた瞬間でした。点も決めたあの瞬間は何にも代えられないくらい最高でした。最後までつづけてきてよかったと思えた瞬間でした。最後の1年はすごい長く感じたけど終わってみれば4年間はあっという間でした。

 

引退して2か月がたった今旅行にいったり野球を始めてみたり格闘技やってみたりと今までにできなかったことをたくさんして楽しむことが出来ています。ふとした時に目標に向かってみんなで本気で球追っかけてた瞬間が幸せだったなと思います。大学サッカーではいい経験をさせてもらっていい仲間に出会えて楽しく幸せな4年間でした。念願だったキャプテンマークも巻かせてもらってもう満足です。大学サッカーだけには2度と戻りたいとは思わないけど。

 

サッカー部で4年間過ごせてよかった。今までサッカーを通して関わってくれたすべての人に感謝しています。馬鹿で最高の仲間ありがとう。

1年後キックボクシングで日本を盛り上げます