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第2回 小林大陸「4年間を振り返って」

今回引退ブログを担当させてもらいます。背番号8番の小林です。今回大学サッカー4年間について話していきたいと思います。

 

まずはじめに大東文化サッカー部に入るきっかけをくれた前監督である加藤監督には感謝しています。悔いの残る高校サッカーから拾ってくれてありがとうございました。

 

大学4年間で私は誰よりも濃い4年間を過ごしたと思う。4年間の大学サッカーで感じた事は物事は思い通りに行かない事が当たり前という事である。人生の難しさを物凄く感じられました。内容は自分の怪我に対する事である。大学入った当初はボランチとして良いパフォーマンスを継続し、充実した部活動に励んでいた。しかし、大学1年の夏膝の半月板損傷し、4ヶ月間離脱しました。このタイミングで手術をしても良かったが、しっかりリハビリをしそのまま復帰する事を選択しました。そこから1年間は膝の痛みを抱えながらもプレーを続けましたが限界が来てしまい、大学3年の最初に手術を決断しました。手術からすぐに本調子に戻る事は難しく、手術後は大学4年にベストを持っていけるように準備しました。しかし、物事はそう簡単にはうまく行かないものである。大学サッカー最後の年に東京都2部に降格をしてしまう事である。人生は難しいと本当に感じました。ただ、この4年間では悪いことだけではなく良い経験もあった。怪我が多い中でも最後の年は公式戦に出場する事が出来たり、監督の提案により、ボランチからフォワードにコンバートしたりなど楽しい事も沢山あった。特に4年間で1番思い出深い事は大学3年時のサタデーリーグ決勝トーナメント初戦の立教大学との対戦であった。相手は優勝候補で自分がキャプテン兼エースとして望んだ試合であった。試合は接戦して延長戦まで突入した。自分は延長後半の途中で交代した。このままPKに行くと思った最後の最後に失点し負けた試合である。相手チームのベンチやスタンドの人はみんなグランドに入り込み、自分達はみんなグランドに倒れた。これをベンチから眺めたのは何とも言えない光景でした。しかし、今思えば凄く深い思い出となっている。今までのサッカー人生で色々な場面に直面したがこの試合が一番悔しかったと思った。この経験は大学サッカーを行っている人にしか味わえない事であり、これからの人生財産にもなると思う。この試合はこれからも一生忘れないであろう。

 

大学4年間ではより深いサッカー人生をおくれたと思う。この経験を社会に出てから活かしていきたいと思う。また、私はサッカーには疎遠になりますが後輩には今現在サッカーできる事は当たり前ではないので悔いのないサッカー人生をおくってもらいたい。私は約18年のサッカー人生に終止符を迎え、大東文化サッカー部という船を降りますが大東文化大学サッカー部の新時代を応援しています。

 

小林大陸