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第1回 小須田雅人「感謝」

 2022年冬、小学校1年から大学4年になるまで続いたサッカー人生が終わった。 

 今思い返すと、大変なこと、つらいこと、楽しかったこと、多くのことを経験してきたが、私にとってはかけがえのない、濃厚で幸せな時間であった。 

 サッカーを続けてきて技術的にも成長できたが、サッカーを通じて、たくさんの友達や仲間ができ、様々な経験をすることで、1人の人間としてとても成長できたと思う。 

指導者、先輩、同級生、後輩、関わってきた全ての人に何かを教わり、考えさせられ、全ての人が私にとっての師でした。 

 また、高校、大学の1年生の時にやっていた雑用、この経験も私をとても成長させたと思っている。例えば、ボール磨き。力を入れながらも丁寧にやらなければ汚れは落ちません。手が痛くなりながらも丁寧にボールを磨いている間、私の心も磨かれました。 

 数え切れないほど多くの挫折を経験し、お世辞にも順風満帆なサッカー人生とは言えないと思う。あの時、こうしていれば、ああしていれば、後悔していることはたくさんある。 

しかし、それ以上の良い経験とたくさんの良き友人ができたと思う。また、後悔したことすらも今の私にとっては良き教訓となっている。 

 総括すると、悲しいこと、つらいこと、後悔していることなど、思い返すと嫌なこともたくさんあったが、それ以上に楽しかったこと、嬉しかったこと、自分を成長させた経験など、良い思い出のほうがたくさんある。 

そして、私自身サッカーを続けてきて本当に良かったと心の底から思う。 

この小学校から大学まで本気で続けたサッカーは未来永劫忘れることはないだろう。 

 繰り返しになるが、サッカーを通じてたくさんの素晴らしい経験をすることができ、たくさんの仲間や友達ができた。関わってきた全ての人たちに感謝しています。ありがとうございました。 

  ここまで読んでいただきありがとうございました。