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第三十三回 MF佐藤蒼太「自分から」

大東文化大学男子サッカー部を支援してくださっている皆様、いつもありがとうございます。

 

今回のブログを担当させていただく、2年の佐藤蒼太です。

 

 

まず初めに、新型コロナウイルス感染症において、自らや家族の感染リスクを防ぎながら、ウイルスの拡大防止に務めてくださる医療従事者の皆さま、本当にありがとうございます。私たちが今出来ることは、不要不急の外出を控え、ウイルスに感染しないことです。今後も油断せずに頑張りましょう。

  

 

 高校に入学する時は、必ず全国に出る、そんな強い気持ちを持っていた。しかし、大学サッカーに対し、明確な目標も無く、中途半端な気持ちで取り組む自分がいた。高校との環境とは大きく変わり、正直部活が嫌だなと思う時期も続いた。サッカー人生で初めての大きな怪我をして、手術をすることになった。サッカーから離れてみて、最初の1年間を中途半端な気持ちで取り組んでいた自分が情けなくなった。

『一生懸命だと知恵がでる。中途半端だと愚痴がでる。いい加減だと言い訳がでる。』

この言葉は、当時の自分の心に刺さったことを覚えている。人のせい、環境のせいにして自分の弱さから逃げていることに気づけていなかった。

 

 高校時代のほとんどの仲間が、高校でサッカーをやめる中で、私は何故大学の4年間という貴重な時間を部活動に注いでいるのか、ぼんやりと考えてみた。チーム、自分の目標を達成する為、試合に勝つ為に練習し、時間を費やしている。しかし、どれだけサッカーが上手くなったとしても、プロサッカー選手や指導者など、サッカー関係の職に就かない限り、サッカーでの能力を活かすことは出来ない。就職に有利になるからという理由で、4年間部活を続けるのか。それではただの肩書きにしかならず、得られる物も少ないし、自分の力にはならない。高校の時は先生や監督、コーチなど大人が、人として成長する為に指摘してくださる環境があり、大学生になってより、成長する為に指摘してくださることの有り難さに気付くことが出来た。しかし大学生は主体性が求められ、自分から行動しなくては何も得られない。言われてから行動するのでは遅い。だからこそ大切なのは、何を考えて、どう行動し、成長するか、自分と向き合い本気になれるか、そこに部活で得られることがあると思った。自分から気付き、行動していくことでより、上下関係、対人関係、礼儀、気遣い、感謝、などといった人として大切なことを理解できると思っている。これらのオフ・ザ・ピッチで、得られる人間性はきっと社会に出て役に立つ能力である。サッカーが上手くなることは勿論大切だが、それ以上に人間性を磨くことが大切であると思っている。こんなことを言っているが、私もまだまだ子供で、足りないことばかりである。だからこそ残りの3年間で、どれだけ自分と向き合い、自分に打ち勝てるかが部活をやる中で自身の成長に繋がるのではないかと思っている。上手くいかないことばかりで、周りや環境のせいにしたくなることもあるが、そんな時こそ自分が試されていると思うことが大切なのかもしれない。

 

 誰もがあの時ああしとけば良かった、こうしとけば良かったと考えることがあると思う。けど、過去の選択は変えられない。正解にするのも、間違いにするのもこれからの自分である思う。

 卒業する時に、大東のサッカー部に入って良かったと思えるように、自分から行動し、一生懸命になることがきっと、後悔しない人生に繋がると思っている。

 

 

 

 

以上で私のブログは終わりです。

 

拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

 

次回は、去年2人で辛い準備・片付けを乗り越えた小須田くんです!